FP2級 ライフプランニングと資金計画の内訳
ファイナンシャル・プランニングには大きく6つの領域があるとお話ししました。
ファイナンシャル・プランニング(FP2級)を学び始めました!
- キャッシュフロー・マネジメント
- 教育資金計画
- 住宅取得資金計画
- カードと消費生活
- 財務と会計
- 医療保険と介護保険
- 年金保険
- 労働保険
のように分かれています。
今回は「キャッシュフロー・マネジメント」について記載します。
FP2級 キャッシュフロー・マネジメント概要
ここでは、普段の生活の中では漠然としか考えてこなかったことを、しっかりと抜き出して今後のライフプランニングを作成していきます。
ライフイベント表
キャッシュフロー・マネジメントでは「ライフイベント表」を作成します。
人の一生で将来予定しているイベントを抜きだして、表にまとめることで見易くなります。
私事でいうと、子どもが小学校2年生の娘と幼稚園の年中の息子がいるのでこの2人のイベントや、同居する母親(80歳)をオリンピックにつれていくこと、妻との旅行をどうするか、などなどのイベントがあります。
キャッシュフロー表
また、「キャッシュフロー表」というものを作成します。
これは、一般的にいう資金繰り表を個人用にしたようなものです。
年毎に収入と支出を抜き出して収支を計算し、残りの貯蓄残高を確認します。これを現在から将来にわたり計算します。
私事でいうと、いまは収入がないので大幅なマイナスになっています。なんとか退職金で食いつないでいる状態ですので、早く収入が入るようにしていかなければなりません。
なお、法人では損益計算書があるのですが、個人では現金主義のため「キャッシュフロー表」の収支が損益計算を兼ねていると考えてよさそうです。
個人バランスシート
最後に、「個人バランスシート」を作成します。
いわゆる資産の状況をバランスシートとして把握するものですが、これは法人でいう「貸借対照表」に対応するもののようです。
私事でいうと、手元にある現金預金が退職金の残りからローンを差し引いてもプラスになっているのでなんとか胸をなでおろしています。
6つの係数
ここでは「6つの係数」と称して、現在価値や将来価値についての計算を覚えます。
要約すると、
- 将来の価値を現在の価値に置き換える(将来価値→現在価値)
- 現在の価値を将来の価値に置き換える(現在価値→将来価値)
の2通りがあります。
1.将来価値→現在価値
- 現価係数 ・・・将来の金額の現在価値
- 年金現価係数・・・毎年の均等額の現在価値
- 資金回収係数・・・毎年の均等額の現在価値で、均等額をいくらにするのか?
(名前の覚え方)貸し手(銀行など)からみたら1,000万円貸して、回収するとかんがえる
住宅ローンの「元利均等返済」は資金回収係数の月割り版と考えることができます。
2.現在価値→将来価値
- 終価係数 ・・・現在の金額の将来価値
- 年金終価係数・・・毎年の均等額の将来価値
- 減債基金係数・・・毎年の均等額の将来価値で、均等額をいくらにするのか?
(名前の覚え方)貸し手(銀行など)からみたら、将来の1,000万円まで返してもらうと考える
住宅ローンの「元金均等返済」は年金終価係数の月割り版と考えることができます。